信州にIターンして

1989年に信州に移住しましたが、土地柄の変なところなど、戸惑うことも多いでした。そんな私が本音で良いことも悪いこともお伝えしましょう。時間のあるときにまとめて更新することもあります。

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第96回 信濃木崎夏期大学・石井吉徳先生の講座

第96回 信濃木崎夏期大学に行ってきました。
今日は「もったいない学会」会長の石井吉徳先生の講座で、「石油文明は終わる、3.11後、日本はどう備える」という演題で、原発依存社会からの脱却の仕方を、エネルギーの質を軸に話してくれました。新聞によると、県内外の約250人が受講したとありました。

昨年の伊東光晴先生の講座も印象深いもので、ご自身の体験から原子力ムラの特異性とその嘘に言及、私達が考えるべき原発とエネルギー問題の本質的解決の道順を示してくれて良かったですが、今年は「これからのエネルギー」と言われている資源利用についての、本当と嘘を見抜く力を持って欲しい、という内容でした。
参考までに、伊東光晴「経済学からみた原子力発電」(『世界』2011年8月号)より電源三法をめぐって、という引用文がネットで紹介されていて、私が聴いた講座でも同様の内容がありました。

さて石井吉徳先生の講座ですが、先ずは自己紹介から始まりました。
先生は東大卒ですが、そのまま大学には残らずに、(株)帝国石油、石油開発公団、(株)石油資源開発などに16年間仕事に就き、その間に実際に自分の目で見た事実も講座の端々に紹介してくれました。
またその後、国立環境研究所副所長、同所長の職に就き、環境破壊と環境保全の両極の立場も体験されたと話していました。

講座の要点、私が理解した範囲ですが…、は次の様なものだったと思います。
まず、地球は有限。エネルギー資源の質が全てに関与する、つまりエネルギーの質を理解すること。
石油ピークは文明ピーク
石油生産が需要に追いつかないのが「石油ピーク」で、石油は流体燃料であり、プラスチック製品や、農薬、化学 肥料、道路のアスファルトなどにもなる多目的資源であり、そして石油は他の鉱物資源と違って自噴します。
つまりエネルギー資源を取りやすい、ということが特徴的だといいます。

イージーに取れる石油などの資源は現在までに減り続け、今では技術力を駆使しての資源採取に取り組んでいるが、これらは莫大なコストを必要とする。
またシェールガスの採掘では、鉱脈に水圧で穴を開けるために必ず環境に漏れることを指摘、米コロラド州では、井戸水を利用している蛇口からの水が燃えている状態を写真で紹介していました。

このように新エネルギーの調達ではコストが膨大となることが多く、安易な期待には懸念を示していました。
「メタンハイドレートは資源ではない」

「3R(減量、再利用、リサイクル)」の考え方も解説し、「廃棄物の再資源化には良質のエネルギーが必要になることが忘れられている」と指摘。「ゴミはごみでしかないこともありえる」とし、「まずは3Rの最初のR『減量』こそ必要」と訴えていました。

エネルギーはEPR(Energy Profit Ratio)、つまり「出力/入力エネルギー」で評価する「質」が大事で、EPRが1以下の場合はエネルギーとして利用するにはロスが多すぎるとし、この点からもメタンハイドレートは1以下なので資源と考えないのが望ましいと説明していました。
http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/oil_depletion/netenergy.html

福島原発事故以降のエネルギーの考え方、政府・メディア主導の数々の誤った視点にも、客観的な論拠で反対を唱える説得力のある話でした。

また地球温暖化についても意見を述べていて、二酸化炭素の問題ではなく自然現象であり、データを見せながら今は寒冷化に入っているとの見解を披露していました。
http://oilpeak.exblog.jp/18328015/

http://oilpeak.exblog.jp/8177019/

この寒冷化については、ジャーナリストの田中宇(たなか・さかい)さんも同じよことを言っていました。
あまりにも情緒的なキャンペーンが政府やテレビ・新聞などから発信されると、どちらが正しいのか迷うことが多いですが、そのようなキャンペーンを取る人達の裏側にはなにやらうさんくさいものを感じてしまいます。

先生が最後に私達に訴えたことは、世の中情報が多いはずなのに、新聞・テレビでは見ることのできない情報が多すぎる。もっとインターネットを利用して情報収集をすることで、真実が明らかになることが多い。
ようはそれらの情報をどの様にとらえるのか、それを各自で考えてもらいたい、という言葉で結んでいました。

インターネット利用の豊富な資料を見ながら、「なるほど」と思わざるを得ないもの多く、大変ためになる講座でした。
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プロフィール

やまぼうし

Author:やまぼうし
私のブログへようこそ!

東京生まれで結婚まで東京生活、その後横浜に移ったりして1989年に信州へIターンしてきました。

田舎のいいとこ、戸惑うところ、悪いところをいろいろ見てきましたが、やはりきちんと話しをして相手に納得してもらうことが大事だと感じています。

2006年度は地区の町会長をやりましたが、ようやく地元に根を下ろした感じです。
2009年度は町内公民館長の役をやり、これで今後は大役がないかな…、と思っています。

自然観察の中でたびたび出てくる私のフィールドですが、こちらの矢橋です。



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